やめるために、飲んだ日

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昨日、夫の一連の検査結果がすべて出揃った夜。
久しぶりに、2人で外に飲みに行った。

私たち夫婦はお酒が大好き。
治療を始めてからは、お互い自粛期間に入り、友人や知人との飲み会もすべて控えていた。
夫の会社は飲み会や出張時の食事など、なにかと飲む機会が多い。
これまでは率先して“飲みニケーション”を大事にしていたタイプ。

だからこそ、
「今日は飲みません」
「参加しません」
と言うには、少し説明が必要だった。

どう断ろう。
どう言えばいいだろう。
そんなことを考えながら、夜の晩酌もできず、週末のハシゴ酒もできず、
日に日に目に見えて元気やエネルギーが落ちていった。

さらに、夫の趣味のサウナも医師からは控えるように言われていた。
睾丸は熱に弱いらしく、このサウナブームは妊活をしたい男性にとっては大敵。
治療を始めるまで、知らなかった。

つまり夫は、二大趣味を一時的にとはいえ奪われていた。
正直、見るからに少し元気がなかった。

そして昨日の結果。
不妊の原因は自分にあるのかもしれない、と彼なりに整理をしていた。

メンタルのケアをしないと、
かえってストレスで精子の酸化が進んでしまうのではないか。
そんなことまで考えた。
だから、私から言った。
「今日は飲みに行こうよ。頑張ったから」

久しぶりの生ビールを、ごくごくと喉に流し込む至福の表情(笑)。
本当に幸せそうだった。

みるみるうちに元気が戻って、
今日は朝からご機嫌で、これまで以上に家事を頑張ってくれた。
陽気なキャラクターも完全復活。

昨晩は飲んで帰ったあと、家で締めの缶ビールを飲み干し、
「採卵まで禁酒」とマジックで書いて神棚に飾っていた(笑)。

そんなこんなで、禁酒や節酒の温度感をめぐって
静かなズレや衝突もあったけれど、
私の歩み寄りもあってか、夫が自分の意志でまた禁酒を始めてくれた。


機会飲酒ならいい、という意見もある。
でもそれだと、私たちの生活ではきっとキリがなくなる。
よく耳にするのは、
1日1〜2杯の飲酒が直接数値に悪影響を与えるわけではない、という話。

でも、もしこの採卵や胚移植がうまくいかなかったとき。
「あのとき飲まなければよかったのかな」
「もっと徹底できたのでは?」
そんな後悔を探してしまうらしい。

だからこそ。
やれることはすべてやった。
そう思えることが、きっと後々自分たちを救ってくれる。
続く治療に、また立ち向かうために。

だから私たちは、昨日をきっかけに
また同じ方向を向き直せた気がしている。
禁酒よりも大事なのは、
きっと“2人で決めること”。

🌿 今日の整理
・我慢は、1人で抱えると苦しくなる
・リセットの時間は、前に進むための投資
・原因を責めるより、次の一手を考える
・夫婦の歩幅を揃えることがいちばん大事
・やめるために飲んだ夜は、決意を強くした夜だった

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