凍結胚移植|戻ってきた小さな生命。モニター越しの、奇跡の瞬間。

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とうとう迎えた、この日。
今年の1月から夫婦で開始した不妊治療。

検査、採卵を経て、3度目の大きな山場が
今日の「胚移植」。

朝起きて、もはや恒例となった
8時の膣剤を挿入する。
クリニックの予約は午後から。
職場のご厚意で、
今日の午前はテレワークに切り替えてもらえた。

そわそわしながら仕事をこなし、
とうとう家を出る時間に。
夫と神棚の前で手を合わせて、
二人で気合いを入れて出発した。

クリニックの近くで、
滅多にできない平日ランチを二人で楽しみ、
チェックインを済ませる。


◾️診察の記録
✔︎ 所要時間:1時間
✔︎ お会計:39,240円

まずは夫婦で、培養士さんからの説明を聞く。
4AAで凍結していた私たちの胚は、
アシステッドハッチング(AH)を経て融解され、
5AAの状態になっていた。

レーザーで膜に傷をつけて、胚が飛び出しやすくなっている状態


「これから移植が始まります」
その言葉に、背筋が伸びる。

ここからは私のみ、
着替えて個室で待機。
Room2だったので、
今日の移植順は2番目だと分かる。
ドキドキしている間もなく、
トイレを済ませて身支度を整え、
その時を待つ。

カーテンで仕切られた個室空間で、静かに待つ。

呼ばれてからは手術室へ。
看護師さん、培養士さん、先生……
それぞれの役割を、
皆さんがテキパキと進めていく。
私にとっては奇跡的な瞬間だけれど、
プロの皆さんからすると、
それはまるで完成された流れ作業のように
全てがスムーズに進んでいく。

右のモニターには、
培養室の容器の中にある私たちの胚。
左のモニターには、
子宮内のエコー。

移植が始まると、
培養士さんがカテーテルで卵を吸い取り、
隣の部屋から持ってくる。
右のモニターから、卵が消えた。
同時に、左のモニターに
細い管のようなものが入ってきて、
白いぼんやりした塊がきらっと光った。

おかえりなさい、私の体内に無事に戻ってくれてありがとう。

看護師さんが天気予報士さんのように、
細い棒で示しながら
「今ここに置きましたよ」
と解説してくれる。

移植完了。
あまりにも、あっという間だった。

すぐにその場でエコー写真をもらい、
「次はお会計となりますので、
着替えて待合室へ」 と促される。

あまりに早く戻ってきた私に、
驚いた様子の夫。
私は手渡されたエコー写真を見せて、
「無事に終わりました」
と報告した。

不思議な感覚。
これから判定日の5月4日まで、10日間。
その間は、この小さな卵ちゃんが
私の体にくっついて、
根を張ってくれることを祈るしかない。

不安定な日々が、また始まる。
長い長い、この10日間。
私たちは、どうやって過ごしていくのかな。
とりあえずは、
今日まで二人で力を合わせて
いくつもの困難を乗り越え
ここまでこれたことを誇りたいと思う。


🌿 今日の整理
✔︎ 胚移植完了:4AAから5AAへと成長した卵をお腹へ
✔︎ 手術室の光景:左右のモニターで確認した「卵の移動」
✔︎ 所要時間1時間:流れ作業のようなスピード感と、消えない余韻
✔︎ 判定日までの過ごし方:5/4までの、そわそわした待ち時間のはじまり
✔︎ 感謝:テレワークや平日のランチ、夫婦で臨めた環境への想い

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