今回の採卵周期で行われた
タイムラプス培養(33,000円/自費)。
これは私たちがオプションとして選択したもの、
というよりも、
クリニックの方針として全症例で使用されている培養方法だった。
つまり、
「やりますか?」ではなく
「当院ではこの方法で培養しています」というスタンス。
今日は、その内容を
自分の記録として整理しておきたい。
タイムラプス培養とは
クリニックから貰った資料には、
こう書かれていた。
従来の方法では、
1日1~2回、胚をインキュベーターの外に取り出して観察していた。
外に出すたびに、
温度やpHなど培養環境がわずかに変化する可能性がある。
一方、タイムラプスインキュベーターは
培養器の中にカメラが搭載されていて、
胚を外に出さずに観察ができる。
37℃、酸素5%、二酸化炭素5~6%。
子宮内に近い安定した環境を保ったまま、
10分ごとに自動撮影。
胚への負担をできるだけ減らしながら、
発育の過程を継続的に記録する方法。
それがタイムラプス培養。
“見えない時間”が見える
従来の方法では、
観察のタイミング以外に起きている変化は分からない。
でもタイムラプスでは、
分割のタイミングや発育のスピードなど
細かな変化まで記録される。
その情報をもとに、
移植や凍結に適した胚を選択していく。
資料には
「胚移植による妊娠成功率が高くなると考えられる」
と記載されていた。
正直な気持ち
33,000円。
先進医療扱いで自費。
高額療養費制度の対象外。
決して安い金額ではない。
「選択できたか?」と聞かれたら、
正直、ほぼ“標準”という印象だった。
でも、
“できる限り良い環境で育てる”
というクリニックの方針のなかで
治療を受けられているのだと思うと、
そこに不満はなく、むしろ有難かった。
不妊治療は、
自分たちで決めることも多いけれど、
医療側に委ねる部分も大きい。
私たちは、その環境を信頼することにしている。
私たちの結果
✓採卵 13個
✓顕微授精 9個
✓正常受精 1個
✓凍結胚 1個(4AA)
数は決して多くなかった。
でもその1個は、
タイムラプスで継続的に観察され、
最適と判断された胚。
そう思えることが、
少しだけ心を支えてくれた。
治療は、
自分でコントロールできないことも多い。
だからこそ、
信じられる部分を信じてみる。
いまは、それで精一杯。
🌿今日の整理
✔ タイムラプス培養は33,000円(自費)
✔ 私のクリニックでは全症例で使用
✔ 胚を外に出さず安定環境で観察
✔ 発育過程の情報をもとに胚を選択
