相変わらず、
テープの貼り替えや1日3回の膣剤の挿入、
そして仕事をこなす日々。
平日はぼんやりする暇もなく
慌ただしく過ぎてくれるおかげで、
時間の流れが少しだけ早く感じる。
今日は仕事終わりに、
学生時代からの親友とご飯へ。
独身時代は一緒に旅行をしたり、
朝まで飲み明かしたり……。
とにかく楽しくて、
夢のような時間を過ごしてきた大切な存在。
久しぶりの再会。
彼女はビール、焼酎、ワインと、
かつての私たちのように
美味しそうにお酒を嗜む。
私は、ノンアルコールビール。
それでも、心から楽しくて幸せな時間だった。
同業種である彼女と、
新年度の忙殺される毎日や、
子なし30代半ばの過酷な現実を共有する。
日頃のお互いの奮闘を、
「お疲れさま」
「がんばっているよ、私たち」
と心から労い合う。
今の私にとって、何より必要な時間だった。
今回の不妊治療で私が知ったこと、
経験したことを話すと、
彼女は驚きながらも真剣に聞いてくれた。
親しい人に話しす度に気づくのは、
同じ女性でも「不妊治療は大変」
という記号的な言葉しか知らない、
ということ。
「大変とは聞いていたけど、
まさかそこまでだとは……」
みんな、口を揃えてそう言う。
だからこそ、
私はこの場所で綴り続けたい。
あなたにとって大切な人が
不妊治療をスタートする前に、
私たち夫婦が歩んできたこの道のりが、
誰かの道しるべになってくれることを祈って。
テレビやSNSでは、
たった数分の動画や短い言葉で
まとめられてしまうけれど。
このブログは、治療中のリアルな
毎日の変化に寄り添うものでありたい。
早送りでは進んでいかない、毎日。
次のステップまでが、
果てしなく遠い毎日。
夫婦で痛みを、負担を、分け合う毎日。
現実的な費用の話も、
待ち時間の長さも、
検査結果の数値も。
すべてがリアルであり、
隠すことなく記録してきた。
それがいつか、
どこかの誰かの役に立つ時が来ると信じている。
親友と別れた後、
自宅へ向かう電車の中で
この記事を書いている。
いよいよ明日は、
2ヶ月前に私の体から採り出され、
夫の精子と出会い、育ち、
見事凍結胚となってくれた卵ちゃんが、
また私の体に戻ってくる日。
おかえり。
明日、
そう言える瞬間を静かに待とうと思う。
🌿 今日の整理
✔︎ 移植前夜の過ごし方:親友との夕食で心をリセット
✔︎ ブログの存在意義:断片的な情報ではない「継続的なリアル」を届ける
✔︎ 治療の現実:費用、数値、待ち時間……すべてを隠さず綴る決意
✔︎ 移植への想い:2ヶ月間凍結されていた胚との再会
