私と生理②|ピルは、私の「救世主」だった。

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※この記事は「私と生理」シリーズ②です。
▶︎①はこちら

当時の彼であった今の夫が、
生理痛に打ちのめされている私を見て言った。

「ピル、飲んでみたら?」

夫なりに、
色々と調べてくれた上での提案だった。

親友も飲んでいたから、
名前は知っていた。
けれど、どこか自分には関係のないものだと
思い込んでいた。
正しい知識がない。
それだけで、選択肢から外していた手段。


夫が見せてくれた情報をもとに婦人科へ行き、
私はピルを服用することになった。

知らなかった。
ピルは単なる避妊薬だと思っていた。
女性なのに、
自分の体のための正しい知識がなかった。

初めは1ヶ月周期のもの。
しばらくして、
3ヶ月に一度の生理で済むものに変えてもらった。


結果、私のQOLはとんでもなく上がった。
「私はこんなにも明るくて、前向きな性格だったんだ」
そう再確認できたことが、
何より嬉しかった。

「あの時の自分は、本当の私じゃなかったんだよ」

自分自身にも、パートナーにも、
そう胸を張って言える。
その事実が、
当時の私の心を一番軽くしてくれた。

ピルを飲んでいた期間、
引越し、転職、国家試験の勉強。
体調に振り回されることなく、
充実した日々を駆け抜けることができた。


ふと、母を責めるような気持ちが湧いたこともある。
「どうして、あんなに苦しんでいた私に勧めてくれなかったの?」
「知っていたら、諦めなくていい夢があったかもしれないのに」

後になって母に尋ねると、
「お母さんは生理痛が全くなかったから、
よく分かっていなかったの。ごめんね。」
そう言って謝ってくれた。

もちろん、薬にリスクはあるかもしれない。
けれど、月の半分を「自分じゃない自分」で過ごし、
他人に誤解される恐怖に怯え、
心も体も麻痺していく……。
そんな日々を繰り返すくらいなら、
私はピルという選択を勧めたい。

ただ、今月が過ぎ去るのを耐えて待つだけ。
そんな辛い毎日は、
1日たった1粒の薬で変えられる可能性がある。

当時の私や、私の母のように、
「なんとなく選択肢の外」に置いている人に、
この思いが届いてほしい。

生理の授業は小学生からあるけれど、
向き合い方や選択肢については、
知らないまま大人になる社会。
それが少しずつ、変わっていってくれたら。

数年前のそんな経験を振り返りながら、
今、私は不妊治療という新しいステージに向き合っている。


🌿 今日の整理
✔️ 夫の提案とピルへの偏見
✔️ QOLの劇的な向上と「本当の自分」の再発見
✔️ 生理痛がない母との、知識のギャップ
✔️ 「耐えるだけ」の毎日から抜け出す選択肢
✔️ 過去の自分と同じ悩みを持つ人へ届けたい想い

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