不妊治療を始めます、と上司に伝えた日

  • URLをコピーしました!

2026年、仕事始めの朝。

年末年始に夫婦で話し合い、不妊治療を始めることを決めた。
今日は、それを上司に報告する日。
そわそわ。
ドキドキ。
落ち着かない1日だった。

人によっては、職場には明かさない選択をするかもしれない。
でも私の職場は、子育て経験のある女性が多く、
日々子どもたちと関わる現場。
私は保育士として働いていて、
プライベートな話も自然に共有できる関係性がある。
それに、私は隠し事があまり得意じゃない。
水面下で進めるより、正直に相談できるほうが気持ちがラク。

これから頻繁な通院もある。
体調の変化もあるかもしれない。
急なシフト変更もお願いすることになる。
だから、迷わず伝えようと決めた。

夕方。
新年の営業を終えたタイミングで。
「すみません、実は…」
なぜ“すみません”だったのか。
これから業種的に繁忙期に入る。
さらに退職者も出て、個々の負担が増える時期。
そんなタイミングで私情を伝えることが、少し申し訳なかった。

でも、社会人をしていると、
“忙しくない時期”なんて本当は存在しない。
異動もある。
体制変更もある。
「〇〇が落ち着いたら」と待っていたら、きっと永遠に訪れない。

会社には申し訳ない気持ちもある。
でも、これまで全力で働いてきた自負があるからこそ、
今は自分のライフプランを優先させてもらおうと決意できた。

上司の第一声は、
「どうするのかなーって、ずっと思ってたよ。でもさすがに声はかけられないからね。いいじゃん!がんばってね。」
だった。
私の状況をほとんど知っている上司。
同年代の娘夫婦(子なし)を持つ人。
すぐに気持ちを汲み取ってくれた。
シフトの急な変更が増えることを伝えると、
「“申し訳ない”はもう言わない。“おねがいします”にしよう!」と。

さらに、
「みんなで育てるみたいでいいじゃん!」
と、明るく笑ってくれた。

はあーーーーーーーーーーーー。

心が、ひとつ軽くなった。
「ありがとうございます」
何度も何度も言った。


その後、職場の皆さんにも直接伝えた。
日頃から関係性が良好な職場。
快く受け入れてくれて、応援の言葉をくれた。
それでも私は、ものすごく不安だった。
忙しい時期に、私情を受け入れてもらえるのか。
迷惑にならないか。

男性上司の職場だったら?
男女比が違ったら?
未婚で子どもを望んでいる方がいたら?

考え始めたらキリがない。

伝えるにしても、伝えないにしても、
精神的なハードルはきっと高い。
もしこの先、
同じような難しさを抱える人に出会ったら。
私は、今日もらった優しさを繋いでいきたい。
そう、強く思った日だった。

🌿今日の整理
・「おねがいします」は、前向きになれる言葉だった
・伝えることは怖い、でも、隠すことも苦しい
・優しさは、もらったら次に渡せる

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次